
【第9回】日本と英国、2つの採用文化をつなぐキャリアの道
今回は、センターピープルでのキャリアをスタートしてから約2年のリクルートメントコンサルタント 山田遥さんに話を聞き、日英の採用業界の違いや、これまでの経験、今後の展望について伺いました。

センターピープルでリクルート業界に携わることになったきっかけは?

「他のコンサルタントのきっかけと似ていますが、イギリスで仕事を探していた時にセンターピープルからこのポジションを紹介されました。日本で人材紹介の仕事をしていた私にとって、イギリスでも同じ業務に携われるなんて夢のようで、本当に嬉しかったのを覚えています。」
クライアントや候補者が意外に思うあなたの一面は?

「新潟出身だというと、驚かれることが多いです。特に私の地元は小さな町なので、あまり同郷の方に出会うこともなく、両親も『イギリスに行くなんて怖くないの?』と心配していました。地元の人たちからすると、海外に行くというのはとても大きな挑戦のように映るようです。」
趣味や余暇の過ごし方について教えてください。

「料理が好きで、よくキッチンに立っています。最近は“orzo(オルゾ)”というお米の形に似たショートパスタに挑戦しました。とても美味しかったです。
それから、得意料理は”味噌汁”なんです。そう言うと笑われることもありますが、だしから丁寧に取って、かつお節も濾して、本格的に作っています。ロンドンでも材料は手に入りますが、やっぱり高いですね。」
キャリアの中で特にやりがいを感じた瞬間は?
「明確な一瞬というよりは、候補者の方がキャリアの選択で悩んでいる時に、私のアドバイスが一歩踏み出すきっかけになれた時にやりがいを感じます。たとえ小さな後押しでも、その方の将来に良い影響を与えられたと思える瞬間は、とても嬉しいです。」
日本とイギリスの人材紹介の違いについて、どう感じていますか?
「日本では基本的に日本人を対象とした採用が中心で、求人数や候補者数も多く、比較的ゆったりとしたタイムラインで進めることができます。一方イギリスでは、特に日本語スピーカーの採用においては市場が限られていて、スピード感がとても大切です。
また、イギリスでは様々な国の人と話す機会が多く、それぞれの文化や価値観に触れられる点も魅力です。毎回の会話から学びがあり、視野が広がります。」
リクルートメント業界で働くことで、個人的にどのような変化がありましたか?
「人に対する興味がより深まりました。仕事内容や企業だけでなく、候補者の方の価値観や個性を理解しようとすることで、会話を通じた深い関係構築ができるようになったと思います。日常の会話でも、より本質的な質問が自然にできるようになりました。」
今後のセンターピープルやご自身のキャリアについてどのように描いていますか?
「センタピープルが今後さらにヨーロッパの他地域にも展開していくことを期待していますし、そうなると確信しています。個人的には、現在オランダとイギリスの新しいメンバー3名のトレーニングを担当していますが、この経験を通じてトレーナーとしても成長し、将来的にはさらに多くの仲間の育成に関わっていきたいです。」

今回のインタビューはいかがでしたか? 次回もどうぞお楽しみに!