面接でよく聞かれる質問と答え方のポイント

一般的に、面接は質疑応答の形式で行われるため、事前対策では聞かれるであろう質問に対しそれぞれの回答例を考えることが大切です。面接官は、面接で候補者の人柄や志望意欲、企業に対する理解度、マッチ度を知りたいと考えています。そのため、回答内容は、会社の利益そして将来につながる人材と判断されうる内容になっていることが大前提として重要と言えます。

以下を参考にしながら、しっかり準備を整えた上で、自信を持って面接に臨みましょう。


志望理由

志望動機は企業を志望した理由だけではなく、業界に対する関心の高さや志望理由という根本的な部分まで伝えるれると更に良いでしょう。
①その求人を志望した理由、②業界を志望した理由、③企業を志望した理由、④入社後どのように働くか(活躍できるか)を明確に伝えられるよう準備をしましょう。


自己PR

自己PRは自分の強みをアピールするものですが、単に能力や性格的な特徴を提示するだけで評価されるわけではありません。自己PRは、企業側が求める人材像を意識しながらアピールすることが大切です。
そのためには、自己分析がとても重要になります。念入りに自己分析をした上で、本当の自分の魅力をアピールしましょう。


自分の性格(長所・短所)

面接官が長所と短所を聞く場合、「自分自身が得意不得意を理解し、それを活かせる力量・意識があるか知りたい」「企業とマッチしているかどうか知りたい」という意図があります。自分の長所を理解しておけば、どう活躍するのかをアピールできますし、短所を知っておくことでどうカバーするのかを伝えることができます。

割合としては、長所3:短所7くらいで答えられるように仕上げられるとよいでしょう。
長所は話しやすく、得意なこと、良いことはすらすらと出てくるものですが、いざ自分の弱みや短所になると困る候補者の方が多いように見受けられます。
ここで自分の短所を把握して、それをどのように克服するために行動してきたか、チャレンジしてきたか、または苦手なことが得意になったかなど、長所も含めて自分が聞かれて困る質問ほどしっかり詰めておくと、面接にも自信をもって臨めるでしょう。


最後に質問はありますか?

質問では候補者の疑問を解決するという目的だけではなく、評価の一環にもなっているため注意が必要です。質問が無いのはやる気がない印象を与えかねないため避けた方がよいですが、内容次第でも印象が悪くなる場合がありますので気を付けましょう


英語面接の場合

上記質問を英語で答えられるよう、一度英文の文章にまとめておく事をお勧めします。暗記するのではなく、自分の考えをまとめておくだけでも英語で説明がしやすいものです。


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