慎重な決断を

10月中旬の午後

花子派遣社員:
「現在センターピープルを通して派遣で働いているABC社のことでご相談があり、お電話させていただきました。

人材コンサルタント:
「どうされましたか?」

花子派遣社員:
「実は、11月からは週5日オフィス勤務するようにとの指示がありまして、自宅PCのリモートアクセスも完全に解除されるそうなのです。業務自体は満足しているのですが、突然のことで、正直戸惑っています。最初は週2日程度で出社し、段階的に出社日を増やし、最終的に5日出社にするような交渉は出来るものでしょうか?」


ワクチン接種も進み、オフィス出社を再開する企業も増えてきました。

コロナ渦で働き方も大きく変化し、最近の求人の中でも完全リモートやハイブリッドをうたっているポジションもございます。そんな中、弊社のお取引先の企業様は、在宅勤務とオフィス勤務の両方を取り入れたハイブリッド型の勤務スタイルを採用し、徐々にオフィス勤務への体制を整えて行っている場合が多いように伺えます。

長期にわたる在宅勤務により、それに慣れた従業員の中にはオフィス出社再開に反対する意見もあることかと思います。

かと言って従業員全員の意見を取り入れることは難しく、企業側もしっかり線引きをして今後の体制を整えていく必要がございます。コロナのリスクがある以上、業務上の生産性、必要性を踏まえた上で、従業員の意見もある程度尊重した上で、慎重に決定していくのが良いのかもしれません。